こんにちは、京都市西京区 阪急桂西口の産後骨盤矯正専門院のにしかつら整体院です。
今日は、体重の増加と授乳中の食事量についてお話をします。
当院ではよく「授乳をしていると体重が落ちるって聞いていたのに、全然痩せないんです」というお悩みの相談をお受けします。
「授乳をすると自然と痩せる」というのはよく聞きますが、実際はその通りではなく落とし穴がたくさんあります。
では、なぜ体重が落ちる人とそうでない人がいるのか、どうしたら良いのかをご説明します。
・授乳で体重が減る、減らないはシンプルに摂取カロリーと消費カロリーの差
単純に言えば、食べている量と内容です。
運動不足を気にされる方もいますが、運動で消費されるカロリーというのは食事の節制に比べると、とても効率が悪いのです。
散歩なんかですと、どれくらいの速さで歩いているか、元々の筋肉量はどれくらいなのかにもよりますが、1時間みっちり歩いて約150~350キロカロリーの消費です。
これは、おにぎり1個やカップのアイスクリーム1個分か、場合によってはそれ以下です。
なので、暑い中や寒い中、頑張って歩いて帰って来て「ご褒美に♪」なんて、おやつ1つ食べたら即アウト。
もしくはプラスマイナスで言えば摂取カロリーの方が多いなんて事態にもなりかねないのです。
それであれば、1日1つ、おやつを減らした方がずっと結果に結びつきます。
・授乳分のカロリーを余分に摂る必要がある
これも、注意が必要です。
授乳中の女性が一日に増やしても良い範囲は、350キロカロリー程度です。
(素うどん1杯、おにぎり1.5個分、31アイスクリームだとしたら1個分くらい)
ただし、これは「今の食べている量が正常な範囲なら」という条件の上で350キロカロリー増やしても良いというだけです。
①1日の中で、座っていることがほとんど
②座っていることが中心だが、階段の上り下りや軽く荷物を持ち上げる
③立ち仕事でも重労働、またはジムに通っていたり運動の習慣が週2回以上ある
①の人で1700~1750キロカロリー
②の人で2000~2050キロカロリー
③の人で2300~2350キロカロリー
これくらいは摂取して大丈夫ですので、これにプラスして350キロカロリーです。
ですから、これよりも大幅に摂取カロリーが多い場合は、授乳中であってもプラスしてはいけません。
むしろ、正常な範囲内におさめなくてはいけません。
授乳中に食事量を減らすなんて…と不安に思われるかもしれませんが、多くなりすぎたものを正常に戻すだけですので、母乳に悪影響はありません。
授乳をして痩せた、という方は
・元々摂取しているカロリーが高くなかったので、多少増やしても範囲内でおさまっていた
・好んで食べているものが低カロリー、低糖質であまり太る原因にならなかった。
・動く量が異常に多い
といった理由で「直接的に授乳をして痩せた」というわけではないのです。
授乳中にお腹がすいてしまうのも事実ですが、食欲に任せて好きなものを食べるとすぐにカロリーオーバーしてしまう可能性も。
対処法としては
・我慢はし過ぎない、350キロカロリーを目安に1日1回は間食OK
・ただし、食事を抜いて浮いた分のカロリーをお菓子に♪は厳禁。腹持ちが悪いので、結局たくさん食べてしまいます。
・お腹が空き過ぎるとドカ食いの元になるので、小分けに食事を摂る。1回で満腹になるまで食べない。
・すぐに食べられて、味が好みで、低カロリーなものを常備する。お腹が空いたときに食べたり、本格的に食事をする前に少し食べるだけでも満足感がでます。「とりあえず食べ」でのカロリーオーバーを防止しましょう。
(刺身こんにゃく、枝豆、豆腐、野菜たっぷりのお味噌汁など)
また、骨盤のゆがみがあると代謝の低下や、体重以上に体型の崩れが起こってしまいますので、産後骨盤矯正も合わせて受けられるととても良いです(^^)/
体型のこと、体重に関してのご相談は、ぜひ、にしかつら整体院まで!